マンションの上階から ちょっと怖い話面白い話

マンションの上階から ちょっと怖い話面白い話

男は引越しをした。4階建のマンションで築年数は20年を越えていた。古くても家賃が安ければ良かった。

男は3階の部屋を借りる事になった。部屋は広めで二部屋あり小家族向けタイプだった。男は物が多かったので広めの部屋を借りることにした。

隣に挨拶すると気の良さそうなおばさんが出てきて挨拶をしてくれた。おばさんはこのマンションができた頃から住んでいるそうだ。

たまにエレ

ベーターであったりして挨拶をしたり天気について話す程度だった。

ほかの階の住人についてはほとんどわからなかった。不動産会社に聞いてもプライバシーの問題があって教えてくれないし男も別に気にならなかった。
数日が過ぎてようやく部屋の片付けが済んだ頃 夜寝ようとした時4階の方から足音がドタバタとした。

男が住んでいるのは3階である。

「子供でも住んでるのかな」まあ子供が走り回るのは仕方がないね。

数日が過ぎた。
日曜日の昼間に下の二階から大音量の音楽が流れて来た。
男はうるさいなぁと思ったら、しばらくして音量が小さくなった。誰か文句を言ったか?

夜になるとまた上の階で子供が走り回る音がした。うるさいなと男は思いながらも文句を言いにいってトラブルになるのも面倒だった。

もう少ししたら、子供が寝るだろう。そう思いつつ目をつぶって寝ることにした。
数日が過ぎた。
エレベーターで隣のおばさんと出会った。

「新しい部屋には慣れましたか?」

「はい、だいぶ慣れました。」「ただ、上の階で子供がドタバタするんでちょっとうるさいですね。」

「あら、上の階にお子さんはいませんよ」「というより4階は今誰も住んでませんけどね。空耳じゃないですか?」

「え?」
「そんな!だって毎晩上の階で子供が走り回る音がするんですよ。」
4階に行くとドアには大きな錠前がしてあり、鍵がなければ入れなかった。

「じゃあ毎晩、子供が走り回る音は一体なんだろう?」
男は少し寒気がした。

今日は上の階で音がしない。
安心した時、隣の部屋から子供が走り回る音がした。
怖くなったが、そのまま目をつぶって寝た。

それから男は引っ越した。
後から聞いたら数年前に子供がその部屋で風邪で死んだらしい。しかも両親はその後交通事故で帰らぬ人になったそうだ。
子供の霊が寂しさのあまり人のいる方に寄ってきたのかと思った。

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