笑う大天使ミカエル1巻 猫をかぶった3人娘 感想/3巻 卒業した3人娘

笑う大天使ミカエル 鹿児島県出身(推測)の女性漫画家 川原泉。

<あらすじ>
良妻賢母を育てる目的とされる、幼稚園から短大まで一貫した教育システムを持つ聖ミカエル学園。

この学園に、3人の少女が通う。

一人は、母子家庭にて、育ち、その母も他界してしまった司城史緒、17年間生き別れの兄と再会し、その後兄と二人暮らしを始める。兄は、作家であり、家柄がよくお金持ち。成績優秀。

二人目は、斉木和音。父親がホテル王と呼ばれる社長で、その社長秘書の若月俊介に頭が上がらない女子高生。

三人目は、更科柚子。親が料理店のチェーンを展開して大成功を遂げたため、 庶民的生活から、いわゆる成金的な生活になるも、庶民的生活が忘れられない家庭に育つ。

この3人は、それぞれ、猫をかぶって女子高校生生活を送る。

しかし、ひょんなことから、3人は、それぞれの素性を知って仲良くなる。

ある時、化学の実験室の掃除当番に、3人がなった。
そして、ある薬品の煙を吸い込んでしまったことによって、ある種のパワーを得ることになる。
そして、この時期、聖ミカエル学園の優秀な学生を誘拐し、海外へ売り飛ばす世界的な人身売買グループが暗躍することになる。

次へ。 2巻



笑う大天使ミカエル3巻

(1)空色の革命
 昔の話に戻る。秘書俊介と和音の父親との出会い。 中学生の俊介は、貧しさから当たり屋をしてお金を得ていた。 あるとき、俊介は、車を運転していた和音の父親の車のボンネットに飛び乗る。

和音の父親は、俊介の身の上を聞き、住み込みで、娘の相手をするように提言する。 このとき和音3歳。

また、現代。 俊介が、和音の父親の社長室で今日のスケジュールについて説明。 今日は、お昼を取引先の会社の社長の息子の稲垣御曹司とランチ。

そして、和音の父親と取引先の会社の社長の息子稲垣御曹司と車で移動中に、聖ミカエル学園の体育時間に遭遇した。 稲垣御曹司は、マラソン中の和音さんに一目惚れ。

なんと、結婚を前提のつきあいを、会社を通して申し込んできた。 和音は、俊介にどうするか尋ねるが、俊介のいいんじゃないですかに従って、結婚を前提につきあうことになる。

あるとき、和音がデートに出かけようとしたとき、和音は、おなかが痛くなった。 あわてる家族。 普段は仲の悪い和音の両親も心配する。

和音は、俊介が好きで、どこにもいきたくなかった、結婚をしたくなかった。 そのことを知った俊介は、父親に変わり、稲垣御曹司の元に結婚の断りと結納返しに出向く。

そこで、稲垣御曹司から、和音とデーとしているといつも俊介の話になることを聞かされる。稲垣御曹司も何となく破談になりそうな予感があったらしい。

元通り仲良くなった両親であった。
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オペラ座の怪人
ぼんやり3人組娘は、イギリスへ旅行に行く。

柚子さんは、年末の抽選会で、イギリスの航空券が当たった。 本人は、行きたくなかったが、成り行きでイギリスに行くことになった。 そして、宿泊先は、聖ミカエル学園の英語教師ロレンス先生のおうち。

柚子さんがイギリスに行き、暇なので、残りの二人も後を追ってイギリスへ行く。

ロレンス先生のおうちに着き、驚く柚子さん。 実はロレンス先生は、貴族であり、お金持ちで、大きなお屋敷に住んでいた。

そこへドイツのオペラ歌手である友人が遊びに来た。 しかし、この友人ラインハルトは、よなよなぬいぐるみを探す夢遊病のけがあった。

一方和音と司城さんは、ロレンス先生のおうちへ徒歩で歩いていた。 そこへ、ぬいぐるみのテディベアが歩いて、道を尋ねてきた。

このテディベアは、ハルさんが以前大事にしていたぬいぐるみだった。 ハルさんは、幼少の頃父親からお守りとしてこのテディベアをもらった。 そして、ハルさんの父親が死に、ひとりぼっちになってしまった。 でもハルさんは、このテディベアを大事にして、歌をがんばった。 その結果、舞台にも出れるようになった。 この成功をテディベア、ルドルフのおかげだと思った。

しかし、テディベア、ルドルフは、テディベアである自分のおかげではなく、なにもしていない。 そのため、いたたまれずに、旅に出てしまったようだ。

テディベア、ルドルフは、ハルさんと一緒に生活する。 三人娘とみんな、ロレンス先生のおうちで楽しく過ごす。 そして、三人娘は、日本に帰国する。
数日後、
ハルさんが入院したことを、テディベア、ルドルフがわざわざ日本に知らせに来る。 そこへハルさんが亡くなったことを知らせる電話がくる。

ハルさんは病床から 「だいじょうぶ、すぐに元気になるから」 とテディベア、ルドルフに語っていた。

大粒の涙を流すテディベア、ルドルフ テディベア、ルドルフは、魂が抜けて、おもちゃのテディベアに戻ってしまった。

ロレンス先生は、落ち込み、コロボックルの柚子さんが夕食を作って食欲のない先生を気遣う。

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夢だっていいじゃない

史緒さんは、母子家庭だった。しかし、実は、兄がいた。
兄と出会ったのは、母が亡くなった葬式のあとだった。
その後身寄りのない史雄さんは、お金持ちのお兄さんと暮らすことになった。

お兄さんは、売れっ子の小説家であった。そして、かっこよくて独身だった。

お兄さんに縁談があるときやデートの時に史緒さんも誘われる。 史緒さんは、わざわざ他人のデートに付き添いたくはなかったが、お兄さんが強引に誘うので、仕方なく行くことになる。

そのため、二人きりになりたい相手の女性は、怒って、破断してしまう。

あるとき、お兄さん、相手の女性、史緒さんででかけても、文句も言わずに一緒に過ごしてくれる女性が現れた。

史緒さんも喜んだ。

しかし、相手の女性は、史緒さんをどこか遠くの大学へ進学させようと提案する。 その話を聞いた柚子さん、和音さんは、お兄さんにちくる。

お兄さんは、不敵な笑みを浮かべ様子をみることにした。
その後、相手の女性が、史緒さん無しでつきあいたいと申し出るも、
お兄さんは、史緒さんのことを大事に思ってくれる人とつきあいたいことを告げる。 この、史緒さん無しという言葉は、お兄さんにとって、NGワードだった。

その後、三人娘は、高校を卒業した。
和音さんは、スポーツのインストラクターとなり、秘書の俊介と結婚

柚子さんは、ロレンス先生と結婚

史緒さんは、東大を卒業し、官庁へつとめ、出世し、事務次人にまでなる。兄と同居し、独身。

以上