・結論
「株は儲からない」
ただしある条件を満たせば儲かる可能性はある。
例えば、リーマンショックなどの経済破綻や、コロナショックのような感染病により社会全体で行動規制がしかれ企業活動が停滞し、売上等が激減したときの下落タイミングを狙って売買すれば安値で買ってしばらくして株価がもとに戻ったときに売れば利益が出せる。
または、売られすぎ、買われすぎの銘柄は、しばらくすると逆方向(売られすぎは買いチャンスで、買われすぎは信用売りのチャンス)に動くのでそのタイミングで売買すればチャンスはある。
・株は儲かるという誘惑に騙されてしまうのか?
雑誌や記事の釣り記事は以下のようなタイトル、キャッチコピーが存在する。まるで株の取引さえすれば、誰でもカンタンに1億円が手に入るような錯覚や夢を抱いてしまう。証券口座を開設して、明日にでも株を買ったらすぐに儲かるような妄想を抱くだろう。実際に数億円儲かった人は存在するが、数千万円から億円になるまでの道のりはカンタンではなかったろうし日本市場の地合いが関係して億り人になるまでに数年かかってる。
例
「お金知識ゼロ! 普通の会社員でも株で1億円つくる方法をイチから教えてください!」
「ど素人でも稼げる! まんがと図解で超カンタン 1億円をつくる米国株投資」
「“普通の人“でも株で1億円! エナフン流VE(バリューエンジニアリング)投資法」
「伝説のトレーダーに50万円を1億円にする方法をこっそり教わってきました。」
「貯金40万円が株式投資で4億円 元手を1000倍に増やしたボクの投資術」
そして、マスコミに登場する人たちは、どこか平凡に見える。どこにでもいるような風貌で普通の人、学歴はいたって良いとはいえず高卒の人もいるし、経済や金融のことなど全く知らないという人もいる。
もっと悪い言い方をすれば、株で利益を出した人たちは自分よりも賢くなさそうで自分もトレードすれば自分のほうがもっと儲かると思い込んでしまう。高度な知能や知識など不要と勝手に思い込む。更に、有名トレーダーの取引の映像を見ると、数分で数百万円の利益を出せるような錯覚に陥ってしまう。つまり、「カンタンに儲かる」ように見える。
しかし、実際はそんなにカンタンに楽して利益がだせるわけがない。ほとんどの人は、株を買っては株価は下がり、売ると株価は上昇して嘆いてしまう。損切りばかりで利益は少ない。そうやって資産を減らして、1,2年で株式市場から撤退してしまう。
>自分も初めて株の売買をした数年は、1〜2百万円くらい損切りしたし今も損切りが多い
・株で儲からない理由
どの銘柄が上昇(下落)するかわからない。いつ上昇して、下落するのかわからない。NYダウ、ナスダックが上昇するのに、日経平均株価は上昇しないしNYダウ、ナスダックが下落するのに、日経平均株価は下げない時がある。決算が良いのに何故か売られ、決算が悪いのに何故か買われる。カブ系ユーチューバがおすすめする銘柄を買っても上がらない。仮に、明日上がる銘柄がわかるという情報商材やFX手法があるならそれは、ほぼ詐欺で買ってはいけない。
ようするに、自分で調べず、他人の情報や方法を鵜呑みにしてしまうから儲からない。他人が薦める銘柄が、自分なりに調べて本当に株価が上がる銘柄か確信が持てれば買っていい。
・利益を出すための注意点
高値掴みをしない
人が恐怖で売っているときに、買うために正しい予想をする
市場全体が、どの方向に向かっているのか(上向き、下向き、停滞等)を考えて下向きや停滞なら、買わない
他人の情報や方法を鵜呑みにしない、詐欺に注意
継続