今回も四季報は正しいのかを検証する。
前回春号
2023年6月発売の四季報夏号 サマー
・選定基準(前回同様)
四季報に掲載された銘柄の強気マークニコちゃんマークが記載された銘柄を選び
発売後の株価と月末の株価を比べて少しでも上昇した銘柄が今後も上がると想定して銘柄を選ぶ
なお、株価は変動するため、運悪く下落したときに株価を調べて
選定基準から漏れてしまう銘柄も存在する。
なのでどんな時も安定して上昇し続ける銘柄が残る可能性が高いと考える。
選定銘柄の一部
約300件ほど選んだので、全部を掲載しても量が多いのでやめておく。この時点で上昇するのかはわからない。次回は6月30日(もしくは前後数日)終値を調べて上昇している銘柄を絞っていく。
>ここに記載予定
コード | 企業名 | 概要 | PER | PBR | 6月16日終値 | 配当 |
1379 | ホクト | キノコ総合企業。ブナシメジ、マイタケ、エリンギなど主体。椎茸に進出。海外にも。 | 83.6 | 1.15 | 1849 | -% |
1380 | 秋川牧園 | 無農薬・無投薬の食肉、鶏卵、牛乳を製造販売。無農薬野菜など直販宅配。 | 43.4 | 2.03 | 1040 | 0.96% |
1384 | ホクリヨウ | 北海道の鶏卵最大手。鶏卵の生産・販売のほか、畜肉販売を手掛ける。 | 6.5 | 0.67 | 849 | 2.36% |
1400 | ルーデン | マンションの室内コーティングなどハウスケアが主力。ビル総合管理や不動産開発も。 | 15.3 | 0.67 | 121 | -% |
1418 | インタライフ | 内装工事会社。音響・照明の公共施設工事に注力。通信インフラに人材派遣も。 | 16.4 | 1 | 212 | 2.36% |
1420 | サンヨーホームズ | 戸建て住宅、マンション開発。都市圏で販売。リニューアル、賃貸福祉住宅や保育園も。 | 11.3 | 0.55 | 713 | 3.51% |
1514 | 住石ホールディングス | 石炭大手。国内炭撤退、豪などの輸入炭が主力。新素材・人工ダイヤや採石も。 | 5.5 | 1.09 | 369 | 2.03% |
1718 | 美樹工業 | 大阪ガス軸のガス工事会社。子会社でセキスイハイム施工・販売。不動産賃貸も。 | 8.6 | 0.35 | 4725 | 3.39% |
1789 | ETSホールディングス | 送電線工事が主体。電力会社向け主力、通信向け育成。建物管理事業も。 | 21.9 | 1.52 | 653 | 0.77% |
1821 | 三井住友建設 | 総合建設準大手。PC橋・超高層マンションに強み。アジアでODA建設工事に進出。 | 14.4 | 0.91 | 368 | 3.80% |
1870 | 矢作建設工業 | 中部地区で大手。民間建築中心にシフト。独自の耐震工事で受注拡大に力。 | 8.1 | 0.85 | 1188 | 5.05% |
1884 | 日本道路 | 清水建設子会社。道路舗装大手。土木・建築・不動産、多角。官庁工事で実績。 | 12.1 | 0.81 | 8960 | 3.35% |
1893 | 五洋建設 | 海上土木の最大手。港湾CIM技術を推進。海外で大型受注に注力。 | 10 | 1.4 | 769 | 3.12% |
1930 | 北陸電気工事 | 北陸電力系。全国展開志向で北陸電力向け配電線は低下。公共工事強化。 | 10.6 | 0.62 | 908 | 3.96% |
1960 | サンテック | 独立系の電気工事大手。電力・民間・公共に展開。海外工事でも実績。 | 13 | 0.35 | 647 | 4.64% |
1994 | 高橋ウォール | ビル外壁用カーテンウォール大手。自然石風素材で差別化。プール施工アクア事業など。 | 96.9 | 0.39 | 494 | 4.05% |
以後省略
・6月30日の株価とチャートから選別
強気マークニコちゃんマークのいずれかが2個 327件 6月30日に上昇した銘柄 205件
やみくも、当てずっぽうで銘柄を買うよりは、四季報から選んだほうが上がる確率は高いということ。残念ながら下落した銘柄の中には、テーマ銘柄もあった。つまり、需給がなくなると下落するので、天井かどうかの判断は必要になる。
強気マークニコちゃんマークの両方1個 140件 6月30日に上昇した銘柄67件
・7月22日金曜日の株価とチャートから選別
7月22日に3回目の株価を集計した。なお決算が7月末と8月上旬が多いため、決算期待で買われている銘柄もある。また最近の円安140円〜150円により割安として日本株が買われているので、毎年同じような傾向とは言い難い。
強気マークニコちゃんマークのいずれかが2個 105件(初回集計からずっと上がってる銘柄)
調査総数327件。ずっと上がってた銘柄の割合は、32%(327件中)、前回6月上昇して7月も上昇した銘柄の比率は、206件中105件、50%の上昇率
となった。
3回集計して初回よりも下げてる銘柄 69件(327件中、約20%が下落していた)
なお2回め(6月)と3回目(今回7/22)との比較では、157件(2回めが初回よりも下落してから上がってる場合もあるので初回終値よりも低い場合も含む)
結論
集計調査した日にもよるが、銘柄が多いのでどれを買うか迷ったときは、上昇した銘柄の中から選べば(50%の上昇なので)少なくとも半分は上昇したことになる。
つまり2回めに集計して上昇した銘柄の中から、国策、テーマ、今後の期待できる分野に関する企業かどうかを考慮して選べば良い。
なお夏号は、決算日7月末、8月上旬と近いので決算前に買うかどうか迷う
毎日とまでは言わないが少なくとも週に一回は銘柄リストをチェックして、リバウンドしそうならチャート形状が良ければエントリーするつもりが良さそう