2023年の日本が不景気になる理由、推測
海外の国々が利上げをする中、日銀の黒田さんは頑なに金融緩和政策を続けている。日本だけがゼロ金利、マイナス金利を続けている。一方でアメリカ等の海外は利上げを進行中。その差は開く一方になる。金利が高いほうが利益を出せるため、円を売ってドルを買う急激な円安が進行して、輸入大国である日本は資源、材料、燃料を高く購入するはめになった。150円台で財務省が為替介入をするが焼け石に水でその効果は数時間しか持たない。アメリカのFOMCは年内は利上げを更にすすめることになるため円安は更に進行する。もし、来年2023年もFOMCが利上げを継続すれば、円安は160円〜180円になるかもしれない。
円安の影響で、海外からの輸入品は高くなっている。原価が高いということは、材料費が高くなるということであり、結果として商品、食品などあらゆる価格が上昇することになり、物価が高くなる。
しかし、賃金、給料、利息は上がらず変わらない。さらに消費税、増税により出費はますます増えていく。
結果として、消費を抑える方向に動くことで、企業の売上は下落する。
売上が減ることは利益の減少につながる。賃金、ボーナス、アルバイト代などの単価は上がらず、
日本は不景気になっていく。
日経平均株価が下落する理由、推測
円安の影響で企業の収益が減少していくなか、日銀総裁の交代で利上げを決定するとすれば、2023年春、夏以降、、もし、新しい日銀総裁が金融緩和を継続すれば円安が進行する代わりに株価は上がるかもしれない。
しかし、今の情勢では新しい日銀総裁は利上げに踏み切るだろう。今度は利上げにより、円高となり割安だった日本株を海外の投資家が買わない。利上げによって株価は下落する。
更に、不景気となった日本の企業は企業価値が減少していくことになり、需給が減っていく。
株は売られることになり、株価は減少。
結果として、日経平均株価は下落していく。
不景気に強い株を買えばよいのか?
強そうなテーマ
インフラ関係の企業の株価に期待ができそう。ガス(原油高ではない場合)、電気、通信関係。
円安の場合、日本国内よりも海外の売上比率が高い銘柄が為替差益による利益が高そう。
>景気に関係なくお金の出し惜しみをしないテーマを探す
弱そうなテーマ
飲食関係、物流関係は買い控え、商品の発送量が減りそう
>追記、2023/02/19、不景気になったときは、外出や外食を減らし高い食材を買わずに、効率的で便利な冷凍食品を購入する回数が増えることで冷凍食品会社の売上が増加するかもしれない。
ロシアウクライナ戦争が停戦、終結すれば景気が改善するか?
現時点で、ロシアウクライナ戦争が停戦する気配はない。ロシアの武器、兵数が減っていくなか国家総動員までしてウクライナに勝ちたいプーチン大統領は、中国やイランから武器の提供を受けている。そのため、2022年〜2023年春くらいまで戦争は続きそうである。
しかし、2023年夏あたりで、体力が低下してきたロシアが停戦に応じる可能性は高い。ウクライナも世界から資金や武器弾薬の提供を受けているとはいっても、欧州、アメリカ等無限に資金等を提供してくれるわけではない。ロシアからのLNG、原油が輸入できないことで、燃料が高騰し、欧州の国民も苦しんでいる。ウクライナへの資金等の提供を徐々に減らすことも考えられ、そのときウクライナもロシア同様に停戦に舵を変えるかもしれない。
停戦により、数カ月はまだ危険な時期をすぎるだろう。その後は、徐々にロシア、ウクライナからエネルギーや食料が世界に供給されるようになる。そうなれば、いままで高かった石油、LNG、小麦等が安くなり物価高が治まる。
徐々に景気が改善するかもしれない。ただし、円安が進行していると難しい。